□ヘイトスピーチ合戦・謀略策略合戦の騒乱で萎んでしまった「mixi」の創価学会批判

 

最近、世間巷では「ヘイトスピーチ」という言葉が流行している。ヘイトスピーチとは

「『憎悪表現』と訳される概念で、特にそうした種類の言論が”地域の平穏を乱すことをもって規制されるべき”と議論する場合には『憎悪を煽る表現』と呼ばれる。…ある個人や集団を、人種(民族)・国籍・性といった先天的な属性、あるいは民族的文化などの準先天的な属性、あるいは宗教などのように人格との結び付きが密接な特別の属性で分類し、それを有することを理由に、差別・排除の意図をもって、貶めたり、暴力や誹謗中傷、差別的行為を煽動したりするような言動のことを指す。ヘイトスピーチの対象は言論以外に表現全般に及び、例えば宗教的象徴を中傷する漫画や動画の公開や、歴史的経緯を踏まえた上で民家の庭先で十字架を焼却する行為なども議論の対象に含まれる。」

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%81(フリー百科事典・Wikipedia・ヘイトスピーチより)

「「憎悪にもとづく発言」の一形態。匿名化され、インターネットなどの世界で発信されることが多い。定義は固まっていないが、主に人種、国籍、思想、性別、障害、職業、外見など、個人や集団が抱える欠点と思われるものを誹謗・中傷、貶す、差別するなどし、さらには他人をそのように煽動する発言(書き込み)のことを指す。差別の一形態とする見解もある。」

http://kotobank.jp/word/%E3%83%98%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%81(コトバンク・ヘイトスピーチより)

一般的には、近年、新宿や大久保界隈で耳にする「○○人は日本から出て行け」「○○人を皆殺しにしろ」「○○人は全員死ね」といった類の誹謗中傷的スピーチを指すと言われる。

民族差別をあおる侮辱的な街頭宣伝は不法行為にあたる---京都市の朝鮮学校周辺でヘイとスピーチ街宣活動を繰り返した「在日特権を許さない市民の会」(在特会)と会員らに京都地裁が損害賠償を命じる判決を下した。こんなヘイトスピーチを聞いたら、その被害者はもちろんのこと、「行動する保守」の思想に賛同する人ですら、不快感を感じさせるものと言えよう。

このヘイトスピーチで思い出したのが、2005年から2007年ころにかけて「mixi・アンチ創価学会コミュ」等で荒れ狂ったアンチ創価学会vs創価学会員の騒乱である。この騒乱で、教義や体質、指導性、信仰活動そのものの問題論争は皆無。そこにあったのはヘイトスピーチvsヘイトスピーチ、謀略vs謀略の雨アラシである。創価学会幹部を自称する某人Aは、「ネットの世界は無法地帯だ」等と言い放ち、複数のアンチ創価学会系コミュを次々と乗っ取り。これにアンチ側から苦情が発生して、「mixi規約」に三分の一条項が新設。コミュ参加日数がコミュができてからの日数の三分の一を超えない人物は、管理人になれなくなった。これより悪質なのが佐々木某なる者で、この者は論争でさんざん創価学会擁護をしておきながら、アンチ側から「創価学会員ではないか」と質問されただけで、「名誉が毀損された」などと騒ぎだし、「mixi運営事務局」に通報。「mixi運営事務局」も佐々木某だけの言い分を聞いて、多くのアンチ側ユーザーを強制退会させる暴挙を行った。

 

 

□ヘイトスピーチとカルト宗教批判が一般世間の共感を得て大河の流れにできるかは全く別個だ

 

アンチ側の某人Bも、このヘイトスピーチ合戦・謀略合戦に嵌り込んでしまい、創価学会幹部某人A潰しの露骨な謀略を展開。これが「mixi運営事務局」通報に通報を重ねる通報合戦になり、某人Bは一度、「mixi運営事務局」から「mixi」退会を突きつけられた。ところが某人Bはこれに反論。辛うじて首の皮一枚だけつながった。その後、この某人Bはユーザー数1万人を超えるコミュの管理人になっている。このコミュ、よほど人材不足なのかもしれない。

論争に負けて都合が悪くなると、「mixi運営事務局」に通報して自己保身を謀ろうとするのは、創価学会幹部某人A、隠れ創価学会員・佐々木某、田中ヨシヨシら「創価学会謀略部隊」の者が得意とする作戦。これも宗教問題・カルト問題に疎い「mixi運営事務局」のスキを狙って、創価学会本部中枢が、この作戦を「指南」しているのではないかとの疑惑がある。

この当時のアンチ側の創価学会批判といったら、「創価学会員は日本から出て行け」「北朝鮮へ行け」「池田大作は在日朝鮮人」等々といったヘイトスピーチが満載。私も創価学会をはじめ「日蓮正宗系」団体から甚大な被害を被った一人であり、アンチ側の一人であるから、そう言いたくなる心情は理解できる。私も口に出して言いたくなる時があるが、ちょっと待って下さい。ヘイトスピーチを口にしたくなる個人的心情と、インチキ宗教批判・カルト宗教批判・創価学会批判・「日蓮正宗系」団体批判活動が一般世間の支持・共感を得て大河の流れにしていけるかどうかは、全く別個のことである。ここを見誤るべきではない。そもそも謀略やヘイトスピーチだけでは、カルト宗教批判・創価学会批判活動そのものが永続しない。これは、複数のアンチ創価学会系コミュでヘイトスピーチをしていたアンチ側ユーザーが、その後次々と退会し、「mixi」のアンチ創価学会系コミュが萎んでしまったことからして明らかである。ではどうすればいいのか。

なぜ創価学会がダメなのか、創価学会、日蓮正宗、法華講、顕正会、妙観講等の「日蓮正宗系」団体がダメなのかを、ヘイトスピーチではなく、冷静かつ論理的に展開していかねばならないでしょう。「論理的」というと、専門家でしかわからないような難解な教学、「富士門流執着軍団」が展開している自慰妄想的センズリ教学、実生活で何の役にも立たない、役立たずのインポ教学を連想してしまいがちだが、私が言う「冷静かつ論理的」とは、こんなものを指しているのではない。

「アンチ日蓮正宗」でも日蓮正宗系教学論破が大きな課題になるが、しかし創価学会批判・「日蓮正宗系」団体批判活動を大河の流れにしていくには、たしかに教学も大事だが、それだけでは一般世間の支持・共感を得られない。語る内容も、教学のみに止まらず、人の人生、未来、歴史、文化、社会、芸術、男性、女性、現実世界等々、ありとあらゆる分野がなければならない。相談に応じたり、対話することも必要になる。ヘイトスピーチだけをまき散らして憂さ晴らしすることよりも、創価学会批判・「日蓮正宗系」団体批判活動を大河の流れにしていくことのほうが大事である。

ヘイトスピーチ2
 

(ヘイトスピーチ判決を報じる2013109日付け読売新聞・社説)