□ファミレスの一席で人目をはばからず「色仕掛け折伏」をしていた創価学会婦人部中年女性

 

これは2014年ころの話しであるが、英昭彦のすぐ近くで、強引な布教事件が起きたこともあった。

英昭彦は時折、ファミレスで食事をすることがあり、特に午前中、ファミレスに入ってモーニングを食べることがよくある。ある日、よく行くファミレスの一席でモーニングを食べていたら、英昭彦の隣の隣の席に、何やら風体のあがらない、横山ノック風のハゲ頭の壮年男一人と、これまた風体のあがらない超地味で、しばらく洗濯をしていないのではないかと思われるような服を着た中高年女性2人の計3人のグループが着席。最初、私は気にもとめていなかったのだが、この3人、ファミレスの女性店員に食事を注文。それから、何かと話を始めた。

この3人組は、女性二人が一方的に話していて、そのうち女性Aが「私は折伏はしているけども、組織の役職は受けないことにしているのよ」という話し声が私の耳元に聞こえてきた。「組織の役職(?)。どこかで聞いた話だな」と思った私は、モーニングを食べながら、隣の隣の席の3人組の話しを、「見て見ぬふり」をしながら、注意して聞いていた。そのうち、ファミレスの店員が、3人組のテーブルに、何と生ビールを持ってきた。3人組は、まだ午前中だというのに、生ビールで乾杯しながら、話し始めたのである。話しの成り行きを見ていると、中高年女性2人が横山ノック風ハゲ頭の壮年男を説教しているようす。中高年女性のトークは、生ビールが入っていたせいか、次第にテンションが高くなって声が大きくなっていった。中高年女性Bがハゲ男に「○○さんは、人間革命したねー」と喋る声が聞こえてきた。「この中高年女性は創価学会員か」と、ここでわかった。ハゲ男に説教している中年女性ABも、化粧も何もしていない“スッピン”状態。それで中年のハゲ男を説教しているのだが、「私たちの言葉を信じて、ついて来て」などと言っている。ハゲ壮年男は、食事をしながら、ほとんど無言のまま、下をうつむいて、中高年女性ABの話しを聞いている。「これはどうやら『色仕掛け折伏』だな」と、私は直感したが、しかし折伏をする側の中年女性ABも、超地味な服を着た“スッピン”状態だから、『色仕掛け』と呼ぶには、いささか抵抗がある。

しかし私が学生だったころ、大学キャンパスで一般男子学生に対して次々と「色仕掛け折伏」をしていた創価学会女子学生部信徒も、こんな超地味な服を着た“スッピン”状態だったことを思い出した。中高年女性ABの話しは、生ビールが入って、だんだん声が大きくなってきた。隣の隣に座って、見て見ぬふりをしながら聞いていた私の耳にも、はっきり聞こえるくらいになったのである。「私たちといっしょに活動をやっていけば、幸せになれるんだからー」「みんなといっしょに活動をやっていけば、功徳がいただけるんだからー」…中年女性ABも、ハゲ壮年男に説教している。

「信心のことは、幹部や先輩の言うことは絶対に聞いて」「先輩や幹部の言うことを聞かないと。あとあと三世にわたって、ものすごい罪業を積むのよ」……おっと、出ました。創価学会員がお得意の仏罰論、堕地獄論が登場。そして、どこぞの地獄絵図を見てきたような話しっぷりの中高年女性AB。何十年経っても創価学会の体質は、全く変わっていないな、という印象である。

 

 

 

 

2010年代でも脈々と続いていた、かつての「鍋宴会」形式の創価学会員主宰の酒席・飲食会

 

さらにつづけて中年女性ABの二人が、ハゲ壮年男に説教する。

「役職についたということは、みんなで仲良く仏道修行するため、本物の修行に一歩近づいたということなのよ」…と言って、創価学会のブロックの役職からはじまって、さまざまな創価学会の役職を遍歴した経験を語る創価学会員中年女性。中年女性ABの二人のうち、片方は折伏をしているが役職は断っているのに対して、もう片方は創価学会婦人部で役職を持っている幹部らしい。

「何かあったら御本尊様に祈るのよ」「魔が出たら、祈って祈って、今、魔を乗り越えたという体験が大事なのよ」…こんな感じで、すっかり「上から目線」指導の創価学会婦人部中年女性。いやはや、説教指導のほうは、いかにも創価学会幹部という感じ。

それにしてもこの創価学会員はなかなか池田大作の話しはしないな、池田大作も死に体だから、池田大作の話しはしないのかな、と思っていたら、やっぱの出ました、池田大作の話し。

「池田先生の世界広宣流布」がどうしただの、本陣の戦いがどうだの、一人一人が本陣の時代になっただのと、やたら創価学会幹部口調の話しをする創価学会員中年女性ABの二人。そして喋りたいだけれ喋りまくった中年女性ABが、ハゲ壮年男に「握手しましょう」と手を差し出しているが、ハゲ壮年男のほうが、下をうつむいたまま、手を差し出すをためらっている。それでも強引に握手しようとする中年女性ABの二人。そしてハゲ壮年男に無理やり手を出させて、強引に握手してしまった中年女性AB。さしずめ、握手の強要である。そして強制的に握手したあと、

「今日の『朝食会』は私たちがおごりますから、今後は私たちの言うことをちゃんと聞いて、創価学会の活動をしてね」などとハゲ壮年男に言う中年女性ABの二人。出ました、「色仕掛け折伏」に加えて、創価学会幹部による「朝食会の食事代のおごり」という、ミニ「便宜供与」による折伏。というより、これでは完全な「買収」をやっているに等しいではないか。つまり創価学会から何かと「便宜供与」をして、このハゲ壮年男を創価学会に反対できない人物に仕立て上げる、創価学会の権力支配構造の中に取り込んでしまおうという、これまた創価学会お得意の作戦である。

英昭彦はこのファミレスの「朝食会」なるものを見ていて、1980年代半ばのころ、東京N区の創価学会員・小矢木隆(仮名)宅での「鍋宴会」を思い出した。もちろん、ファミレスの朝食会には、鍋料理はなかったが、ビールを呑みながら創価学会の信仰活動・組織活動の話しをしたり、周囲の目を全く気にせずに、創価学会の話しをしている所など、その雰囲気が実に、かつての鍋宴会によく似ていた。創価学会内部では、創価学会員同士あるいは創価学会員が主宰して複数の創価学会員が出席する酒席や飲食会を行うことを禁止しているらしいが、何のことはない。2010年代でも、かつての「鍋宴会」形式の創価学会員主宰の酒席・飲食会は脈々とつづいていたというわけである。それにしても中年女性ABもハゲ壮年男も、隣の隣に座っていた男が、まさか「アンチ日蓮正宗・アンチ創価学会・アンチ顕正会・正信会」略称名「アンチ日蓮正宗」「Icat-Cult」の管理人だったとは、予想していなかったことだろう。創価学会員の中年女性ABも、人目をはばからずに高いテンションで喋りまくっていたが、私はそれを隣の隣の席に座り、「見て見ぬふり」をしながら、彼らに見つからないように、テーブルの上でメモをとっていた。創価学会の強引な布教活動は、いつの時代になっても、絶えることはないのである。

 

朝食会2

 

(創価学会員の「朝食会」と称する勧誘事件があった某ファミレス)